2013 All About Tea
紅茶のある風景 〜王妃たちのテーブル〜
【2013年3月23日(土)・水戸京成ホテル】
England
大の美食家で、朝食に必ずお茶を飲む習慣を持った「お茶好きクイーン」。銀の特注ティーセットはクイーン・アンスタイルと呼ばれる。
1765年6月、ウェッジウッド社に「クリームウェア」のティーセットを注文。高い評価を得たクリームウェアは「クイーンズウェア(女王の陶器)」という名称を許可された。
第7代ベッドフォード侯爵夫人。1840年頃、食事と食事の間の空腹を満たす目的で、バター付きのパンとお茶を飲み、その、友人を招いての午後の紅茶(=アフタヌーン・ティー)が始まる。
19歳でイギリスの女王となる。7つの海を制覇し、産業革命の時代に生きる。アフタヌーンティーを流行させ、紅茶文化として定着させる。
France
ヴェルサイユ宮殿に華麗なロココ芸術をもたらした。ルイ15世の寵姫で、もてなしの達人と言われた美貌の貴婦人。
ルイ16世妃。オーストリアのマリア・テレジアの末娘。14歳でフランスに嫁ぐ。お菓子好き。フランス革命で断頭台の露と消えた華麗で悲劇の貴婦人。
ナポレオン1世妃。ナポレオンのフランス皇帝即位によって、皇妃の座につく。ナポレオン皇帝の食卓芸術アンピールを守り、ひとつの時代の様式を完成させた。
Denmark
デンマークで生まれ、ミニーの愛称で呼ばれていた。仲の良い姉と妹を持つ三姉妹。
Austria
7世紀余りに渡って続いたヨーロッパの偉大な王家、ハプルブルク家の跡を継いだ女帝。16人の子どもを育てながら、政治外交にも手腕を発揮した。
オーストリアのフランツ・ヨーゼフ1世妃。19世紀ヨーロッパで一番美しい皇妃として現在でも人気がある。
Russia
数々の波乱を乗り越えながら帝政ロシアの女帝として君臨し、ヴェルサイユの生活・食卓芸術を取り入れ、ロシアの繁栄を導き国民から親しまれた。
India
インドの女流詩人。1912年ボストンに向かった岡倉天心と途中インドにて出逢う。二人の間のラブレターは、天心が亡くなるまでの1年間交わされた。
Japan
会津藩の砲術師範子として生まれる。戌辰戦争時に砲術をもって奉仕、後に「幕末のジャンヌダルク」と呼ばれる。維新後、上洛し新島襄と出会い、結婚。